がん保険の見積り;終身タイプと定期タイプ①

今回はがん保険の保障期間、保険料の払込期間の違いをがん保険の見積りからひも解いてチェックしてみましょう。
がん保険は一般的に、がんのみを保障対象としているため、保険料が安く終身タイプの掛け捨て保険が主流です。しかし、終身タイプと定期タイプとでは違いが保険料以外にどういったことがあるのでしょうか。

具体的ながん保険の保険料の見積りから数字をあらってみましょう。今回扱うのは東京海上日動あんしん生命のがん保険「がん治療支援保険」の見積りを使っていきます。

男性30歳、保障は「終身タイプ」、保険料の払込も「終身タイプ」で、がん診断給付金は「1,000,000円」で入院給付金は「10,000円」、手術給付金は「200,000円」の場合で、見積り内容は月額2,691円となっています。

同じ保障内容で、払込期間を60歳までにした場合には月々の見積り保険料は4,203円となります。保険料の払込期間が30年に短縮されてしまうため、見積り額が月々の保険料が上がってしまうのはしょうがないと言えます。

しかし定年後の年金生活になった場合に保険料がかからずに保障が残るため、将来的には安心が増すかたちになるので一概にどちらの見積りが良いとは言えません。将来設計次第といえるので、見積り検討が必要でしょう。

次に保障期間・払込期間ともに10年定期にした場合の見積りを見てみましょう。
同じく30歳男性で10年定期の場合、がん診断給付金は「2,000,000円」で入院給付金は「20,000円」、手術給付金は「400,000円」と先ほどの保障内容の倍額になって、見積り保険料は月額1,834円になります。見積りでは月々の負担は下がって保障も倍になりますが、10年後には更新によって保障内容見直し、保険料の見直しも必要になります。一度見積りをとってみるといいですね。

がん保険の見積り②

今回は前回ご紹介したがん保険の保障内容の詳細をご紹介していきます。

<がん診断給付金>
がん診断給付金はがん保険の見積りの中で最も重要な保障になります。がん保険の見積りを見る際のポイントは、(1.)どういったがんに対して保障されるのか、(2.)いつどういったタイミングでもらえるのか、(3.)一生涯のうちに何回もらえるのか、というポイントになります。

まずポイント(1.)については、「上皮内新生物」いわゆる初期がんの場合に、全額受け取れるのか、減額されてしまうのかということになります。日頃から定期的ながん検診を受けている場合、幸いにも初期がんの段階で発見された場合に「がん診断給付金」がどのように受け取れるのかは重要な見積りポイントになります。

次にポイント(2.)ですが、がんと診断された場合には治療方針が決まるまでに通院をしたり、入院前には何かとまとまった金額が必要となります。こうした場合に診断後すぐに受け取れるのかどうかは重要な見積りポイントになります。必要な時にすぐに受け取れなければ、備えとしては不十分です。

最後にポイント(3.)ですが、がんは非常に再発や転移の可能性が高い病気です。一度がんになってしまうと、多くの方が再発や転移による治療を必要とするのが現状です。こうしたがんに対する保障として、がん診断給付金が一生涯に一度しか受取れないのではがんに対する備えとしては心元ありません。条件付きであっても、がん診断給付金が何度でも受け取れるかどうかというポイントは見積りの際にきちんとチェックしましょう。