がん保険の見積り;終身タイプと定期タイプ②
前回みた終身タイプと定期タイプの保険料の見積りの違いについてもう少し掘り下げて確認していきましょう。
終身タイプの魅力は、契約時の保険料が一生上がらないことにあると思います。更新時に保険料の見直し見積りを行った場合、被保険者の年齢は更新の度に上がっていくため、それに合わせて保険料も上がっていきます。
この部分だけを取り上げると、更新の無い終身タイプのがん保険のほうがお得なように見えますが、一概にどちらがいいとは言えないのです。なぜなら「がん治療」の進歩が関係してきます。
がん治療は現在も日進月歩で進歩を遂げており、先端医療の適用も年々増えてきているのが現状です。こうしたがん治療の状況を考えると、10年前以上のがん保険の保障内容が先端医療を対象としていないため、最新のがん治療が保険対象外になってしまうという事態も起こりうるのです。
この事態を予防する意味でも、10年ごとのがん保険の見直し・見積りは保険料のアップを鑑みても有効である場合があるのです。保険料の見積もりは確かに保険加入時の重要な見積りポイントですが、高額治療も多いがん保険においては保障内容の見直しも重要なファクターなのです。
終身タイプのがん保険の場合には、こうした保障内容の見直しがどういったタイミングで行われるかといったことも見積り時に確認することが望ましいでしょう。極端なケースですが、20年前のがん保険で最新の治療が保障対象外となった場合に、先端医療給付金が支払われないとか、手術給付金が支払われないなどのケースも想定されます。